対話ってなんだろう

「対話ってなんだろう」と考えるときに、手掛かりになりそうな文章を本から抜き出してみました。

◆『ダイアローグ(On Dialogue)』 デヴィッド・ボーム2007

p63 対話においてはいかなる課題も設定せず、いかなる有益な事柄も達成しようとすべきではない。

p67 必要なのは意味の共有であると、私は主張したい。(中略)すなわち、意義や目的、価値を共有するということである。

◆『残業ゼロ授業料ゼロで豊かな国 オランダ』リヒテルズ直子2008

p192 (小見出し)日本の「根回し」とは異なる「浮揚面」

オランダ人たちは、何か物事を決めるとき、よく「浮揚面(ドラーハ・フラック)」と言う言葉を使います。関係者が皆、お互いにある程度満足した状態で、みんな一緒に次の段階に浮き上がっていくには、一人ひとりが、全体の目的や様子を理解し、それぞれの立場や役割を意識していなくてはいけない。そのための話し合いができ準備ができていることを「浮揚面ができた」といいます。

◆『「学習する組織」入門』小田理一郎2017 (※『学習する組織』ピーター・センゲ2011)

p230 (小見出し)話し方と聞き方の4つのレベル

◆『内山節と読む世界と日本の古典50冊』内山節2019

p78~ 『科学と近代世界』A.N.ホワイトヘッド

p82(小見出し)科学とヨーロッパのローカル精神

p83 この世界は偶然の積み重なりによって生まれたものではない。一見すると偶然にみえる事象でも、その奥には神の必然がある。その必然に普遍的真理があり、この世界は神がつくりだした秩序として形成されている。この考え方が、疑う余地のないものとして、ホワイトヘッドの言葉を使えば「本能的確信」として定着したのである。