話せば分かるのだろか

第32回 「集団の狂気」、「空気の読めない人との付き合い方」

2つのテーマが話し合われましたが、同じ話だったのかもしれないと終わってから思いました。集団を構成する一人一人が思考を停止して理性的な判断ができない状態は、集団の利益と対立するような価値を提示する人を「空気の読めない人」と断定します。

このテーマについて考えるのに良さそうな本を紹介します。

◆『「何回説明しても伝わらない」はなぜ起こるのか?』今井むつみ2024

p18

私たちは話せば分かり合えるものなのでしょうか?

何かが伝わらない場合、問題は説明の仕方や表現の仕方の問題であって、それを改善すれば伝わるようになるのでしょうか?

本書で考えたいのは、この点です。